第1回 DJ田中デミー賞

どうもこんにちはDJ田中です。

今年もそろそろ終わりに近づいてきましたが、

みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

 

今回は"DJ田中デミー賞"と題しまして、

今年見たアニメやドラマ、映画など*1の中から

自分の好みで選んだランキングを発表していきたいと思います。 

 

自分でも誰の得になるのかよくわからない企画ですが、

もしこの記事を読んで「こいつとは好みが合いそうだ!」と思った方や

「年末年始だけど特にやることがなくて暇だ」という方がいらっしゃれば、

今回のDJ田中デミー賞ノミネート作品を参考にしていただけると嬉しいです。

 

それではさっそくいってみましょう! 

 

目次: 

 

リスナー部門

 Coco / リメンバー・ミー

 まずはリスナー部門ということで、

 ピクサー・アニメーション・スタジオ製作で

 2018年に日本で公開されたアニメーション映画の

 "リメンバー・ミー"がリスナー部門のノミネート作品となりました。

 

今年一番面白かった映画は「リメンバー・ミー」です。

友人宅で観てボロボロ泣きました。

                  (エゾシカさん) 

 

 自分は主題歌しか聞いたことがなかったので、

 この年末年始あたりにでも観てみようと思います。

 

漫画部門

 火の鳥(3巻)

 続いては漫画部門です!

 

 紙の漫画を集め始めると場所を取るので

 ここ数年はほとんど電子書籍を購入しています。

 

 自分の周りでも

 最近は週刊の漫画雑誌なんかを電子書籍

 サブスクリプション(定期購読)している人が増えてきているようで、

 そういった話を耳にするたびに「時代だなぁ」としみじみ感じます。

 

 ...そんな余談はさておき、

 自分が今年一番衝撃を受けたのは

 あの「漫画の神様手塚治虫先生が1954年から

 ご自身が亡くなる直前まで描き続けた"火の鳥"です。

 

 この作品はタイトルにもあるように

 火の鳥と呼ばれる不死鳥を中心とした物語で、

 "黎明編"や"鳳凰編"など〇〇編といった形で

 過去から未来、そして地球から宇宙を舞台とした

 壮大なテーマの全12編から構成されている超大作です。 

 

 Kindle電子書籍)版は全16巻が発売中、

 その中でも今年度の漫画部門にノミネートしたいのは

 "未来編"が収録されている火の鳥 3巻です。

 

西暦3404年、地球は死にかかっており、

人類は深い地下に都市国家を建造して、そこに住んでいました。
メガロポリス・ヤマトの2級宇宙戦士・山之辺マサトは、

宇宙生物ムーピーの変身した娘タマミを隠していたために、

当局から追われることになります。

引用元:火の鳥(未来編)|マンガ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL

 

 とにかく百聞は一見にしかず! 

 

 電子書籍版であれば

 約300円で購入することができるので、

 気になった方は是非読んでみてください。

火の鳥 3

火の鳥 3

 

 

アニメ部門

 1位 新世紀エヴァンゲリオン

 続いてアニメ部門第1位は

 "新世紀エヴァンゲリオン"です。

  

 この作品は1995年に放送されたアニメシリーズで、

 監督は"ふしぎの海のナディア"

 "シン・ゴジラ"などの作品でも有名な

 アニメーター、そして映画監督の庵野秀明さんです。 

 

 このシリーズは大きく分けて

 新世紀エヴァンゲリオン(旧シリーズ)

 エヴァンゲリヲン新劇場版(新シリーズ)の2つがあり、

 基本的な設定やキャラクターは同じなのですが

 途中からの展開が大きく異なり

 例えるならばパラレルワールドのようになっています。

 

新世紀エヴァンゲリオン(旧シリーズ)

 1. TVシリーズ(全26話)

 2. 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Airまごころを、君に

 

エヴァンゲリヲン新劇場版(新シリーズ)

 1. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

 2. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

 3. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

 4. シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版:||

 

 内容はよくあるロボットアニメ*2かと思いきや、

 なぜか毎回 東京に現れる使徒と呼ばれる巨大生命体と

 人類の存亡をかけた戦いを描く壮大なスケールの作品です。

 

 この作品の魅力の一つでもある戦闘シーンは、

 自他共に認める特撮(特にウルトラマンオタクの

 庵野さんならではの特撮的な手法で描かれていて、

 特に細かなメカの描きこみや爆破シーンの迫力はすごいです。

 

 主人公は自己肯定感が低く、

 極端に人との関わりを避けようとする

 EVA初号機パイロットの碇シンジ(14才)。

 

 戦闘シーンと同じくらい

 シンジくんが精神的に追い詰められる場面が多いので、

 感情移入が得意な人は見ていて辛いかもしれません。

 

 2位 映像研には手を出すな!

 続いて今年度のアニメ部門 第2位は

 2020年冬期に放送された"映像研には手を出すな!"です。

 

 監督は"マインド・ゲーム""夜は短し歩けよ乙女"など

 有名なアニメ映画の監督としても知られている湯浅政明さん。

 

 個人的にこの方が監督の作品は

 とにかくキャラクターがよく動くという印象があります。

 

 この作品の魅力は

 アニメーターがどういったことを考えながら

 作品を作っているのかということを

 素人目線で丁寧に説明してくれるところで、

 自分のような知識のない人間でも楽しむことができました。

 

 あとこのアニメを見ていると

 自らの内にある創作意欲が掻き立てられ、

 「自分も何か描きたい、作りたい!」という衝動に駆られました。

 

<原作情報>

  •  作者: 大童澄瞳
  •  漫画: 全5巻 (2020年12月現在)
  •  あらすじ: 芝浜高校の女子高生3人が"最強の世界"をアニメーションで作り上げるために映像研究同好会を結成する...。

 

 3位 ドロヘドロ

 続いてアニメ部門の第3位は

 映像研と同じく2020年冬期に放送された

 "ドロヘドロ (シーズン1)"です。

 

 この作品はグロテスクな描写(特に戦闘シーン)と

 ダークな世界観が特徴的な大人向けアニメなので、

 グロ耐性のない人にはあまりオススメできません...。

 

 本来は暗く重いストーリーなはずなのですが、

 とにかく魅力的なキャラクター(敵も含む)が多く

 シリアスとユーモアのバランスが絶妙なので、

 見ていて暗い気持ちにならないとても不思議な作品です。

  

<原作情報>

  •  作者: 林田球
  •  漫画: 全23巻 (完結済み)
  •  あらすじ: 魔法使いによって頭をトカゲに変えられてしまった記憶喪失の主人公カイマンが自分の顔を元に戻すため犯人を探し続ける...。

 

Netflix部門 

 1位 DARK / ダーク

 続いて今年度のNetflix部門

 第1位は"DARK / ダーク"です。

 

 この作品は2017年にシーズン1の配信が開始され

 今年ついにその最終シーズン(シーズン3)がリリース、

 そして完結したばかりのドイツ製SF超大作ドラマシリーズです。

 

 名は体を表すということわざの通り

 内容はまさにダーク... 規制があるとしたら

 そのほとんどに引っかかるんじゃないかというくらい攻めたシーンが多く、

 それゆえに軽い気持ちで人にオススメできない作品でもあります。

 

 正直、見ていて明るい気持ちになれる作品ではありません。

 

 しかしながら、

 自分がこのドラマをNetflix部門の第1位に

 選んでいることからもわかってもらえると思いますが、

 ドラマとしてはかなり完成度が高くめちゃくちゃ面白いです!

 

 あまり内容を話してしまうと

 ネタバレになってしまうので避けますが、

 複雑なストーリーのミステリーやSF作品が好きで

 ある程度のグロ耐性がある人には是非オススメです。

 

 あと相当記憶力のいい人でない限りは、

 Netflix公式の相関図や考察サイトが必須になると思います。

 

 自分も割と記憶力には自信のある方でしたが、

 特にシーズン2あたりからは話がどんどん複雑になっていって

 相関図なしでは誰が誰だかわからなくなりました...。

 

 2位 The Queen's Gambit / クイーンズ・ギャンビット

  続いてNetflix部門の第2位は

 "クイーンズ・ギャンビット"です。

 

 この作品は今年の10月に配信が開始されたばかりの

 海外ドラマNetflixリミテッドシリーズ*3) なのですが、

 早くも自分の中のランキング上位に食い込んできました。

 

 内容はチェスをテーマに

 一人の天才少女の苦悩と成長を描いたドラマで、

 なんでも この作品の公開日以降

 チェスの新規プレイヤー数がかなり増えているとの噂も...。

 

 詳しくは過去の収録内でも話したので、

 もし気になった方は聴いてみてください。

 

 

 3位 The Midnight Gospel / ミッドナイト・ゴスペル

  Netflix部門の第3位は

 "ミッドナイト・ゴスペル"です。

 

 この作品は今年の4月にリリースされた

 大人向けの海外アニメシリーズで、

 一部のファンからは"見る幻覚剤""見る瞑想"

 例えられるほどぶっ飛んだ世界観が特徴的な作品です。

 

 しかしながら

 ただぶっ飛んでいるだけではなく、

 主人公がさまざまな問題(依存症や死など)について

 プロの専門家に真面目にインタビューするという

 割とちゃんとした教養アニメです(ただしスラングは多め)。

 

 詳しくは過去の収録内でも話したので、

 もし気になった方は聴いてみてください。 

 

映画部門 

 1位 Joker / ジョーカー

 続いて今年度の映画部門

 第1位は"Joker / ジョーカー"です。

 

 この作品は2019年10月に公開された映画で、

 その内容の過激さから賛否両論を巻き起こしました。

 

 主演は"Her / 世界でひとつの彼女"でも有名な

 実力派俳優のホアキン・フェニックスさんで、

 今作は役作りのために20キロ以上減量したらしいです。

 

 この作品を簡単に説明すると、

 バットマンの人気ヴィラン(敵役)である

 ジョーカーの誕生秘話を詳しく描いたスピンオフとなっています。

 

 なのでバットマンの映画

 (ダークナイト3部作DCユニバース作品など)を

 今まで観たことがないという人でも楽しむことができます。

 

 内容はコメディアンになることを夢見る主人公が

 貧困や度重なる不幸によって精神的に追い詰められていき、

 社会や富裕層に対して憎悪を抱いていくという逆サクセスストーリー。

 

 "Taxi Driver / タクシードライバー"

 "Léon / レオン"のような社会の裏側にスポットライトを当てた

 暗い雰囲気の作品(内容はもちろん面白い)が好きな人にはオススメですが、

 普段からそういったタイプの作品をあまり観ない人には

 内容が過激すぎる可能性があるのであまりオススメしません。

 (特に気分が落ち込んでときに観るのは注意したほうがいいかも...)

 

 2位 Gattaca / ガタカ

 続いて今年度の映画部門

 第2位は"Gattaca / ガタカ"です。

 

 この作品は1998年に日本で公開されたSF映画で、

 遺伝子操作が可能となった未来で

 "不適正者"として生まれた主人公が努力によって

 自分の運命を切り開いていくサクセスストーリーとなっています。

 

 詳しくは過去の収録内でも話したので、

 もし気になった方は聴いてみてください。

 

 2位 The Truman Show / トゥルーマン・ショー

 続いて映画部門の第2位(同率)は

 "The Truman Show / トゥルーマン・ショー"です。

 

 この作品はガタカと同じく

 1998年に日本で公開された映画で、

 主演は"The Mask / マスク""Yes Man / イエスマン"

 などのコメディ映画の主演としても有名なジム・キャリーさん。

 

 自分の中では

 ジム・キャリー=コメディ俳優』

 というイメージが強かったので

 「この作品なら頭を空っぽにして笑えそうだな」と

 軽い気持ちで"トゥルーマン・ショー"をレンタルしてみたのですが、

 

 実際に蓋を開けてみると中身は

 視聴率のためならヤラセも出演者の人権も関係ねぇ!

 そういったスタンスの過激なリアリティ番組

 そしてその番組の制作者たちを皮肉った社会風刺的作品でした。

 

 映画を観終わる頃には、

 自分ももしかすると知らないうちに

 思考停止でテレビをボーッと眺めている側の人間に

 なってしまっているのかもしれないという危機感を覚えました。

 

 もちろん諸悪の根源は

 そういった番組を作る制作者なのですが、

 リアリティ番組に過激さを求める

 視聴者側にも問題があるんだなと気づかされました。 

 

 最近で言うと

 日本の某恋愛リアリティ番組

 問題になっていたことを思い出しました。

 

 ちなみにどうでもいい情報ですが、

 同じく映画部門の第2位であるガタカ

 監督、脚本を担当したアンドリュー・ニコルさんは

 実は"トゥルーマン・ショー"の脚本も担当していたりします。

 

 3位 The Matrix / マトリックス

 続いて映画部門の第3位は

 "The Matrixマトリックス"です。 

 

 この作品は1999年に日本で公開されたSF映画で、

 今観ても全く古さを感じさせない独創的な世界観と

 約20年前に撮られたとは思えない高い映像技術が見所です。 

 

 "The Matrix"マトリックスシリーズの1作目で、

 この後にThe Matrix Reloadedマトリックス リローデッド"

 "The Matrix Revolutionsマトリックス レボリューションズ"が続きます。

 

 自分は2、3作目も観たのですが、

 個人的に1作目を観たときに衝撃が一番大きかったので

 "The Matrix"を今年度の映画部門 第3位として選出しました。

 

 詳しくは過去の収録内でも話したので、

 もし気になった方は聴いてみてください。

 

 今回のまとめ

ということで今回は

記念すべき第1回目のDJ田中デミー賞を

やってみましたがいかがだったでしょうか?

 

個人的には来年もやりたいなと思っているので、

もしよければこちらから感想を送ってもらえると嬉しいです。

 

*1:今年公開された作品とは言っていない

*2:そもそもエヴァンゲリオンはロボットではなく人造人間

*3:シーズン1で完結する作品